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ポイントサービスのトレンドをひも解く~現状と、成功のファクターとは(上)

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2016年1月8日

以前、売上を増やすポイント導入の観点や共通ポイントサービスに加入するメリットについてお伝えしました。とは言え、今や年間発行額8600億円以上(2014年5月、NRI調べ)とされるポイントサービスはまさに群雄割拠の時代です。導入すればすぐにポイントサービスの恩恵を受けられるという訳ではありません。そこで今回は、具体的にどんなポイントサービスが現状あるのか、またそれぞれのサービスの特徴や共通点、トレンドをひも解き、上手くいっているポイントサービスから活用のヒントを見つけます。
 
関連記事:個別ポイント?共通ポイント?売上を増やすポイントサービス導入の考え方とは?【前編】

会員数5000万以上。主要な共通ポイントサービス

Large group of people
まず、主要な共通ポイントサービスをおさえておきましょう。現在、国内最大の会員数を誇るのが、楽天が運営する「楽天スーパーポイント」(約8000万人)。次いでロイヤリティマーケティングが運営する「Pontaポイント」(約7000万人)、CCCが運営する「Tポイント」(約5500万人)と続きます(※会員数はいずれも2015年10月現在)。こうした共通ポイント導入のメリットは、①集客②優良顧客促進化③データ活用の3点にあります。
 
そして、導入したメリットを最大化するために、会員数が重要なファクターになるのは言うまでもありません。会員数が多ければ、自社の商品を知らないより多くの潜在的な顧客に対してアプローチできますし、より高度なデータ解析も可能になります。
 
関連記事:個別ポイント?共通ポイント?売上を増やすポイントサービス導入の考え方とは?【前編】

Webマーケティングのノウハウをリアルでも展開する楽天スーパーポイント

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次は、それぞれポイントについて詳しく見ていきましょう。まず、楽天スーパーポイントですが、強みは何といってもその会員数かと思われます。楽天会員が多いという事は、それだけ楽天スーパーポイントを魅力的に思う消費者が多いという事です。つまり、楽天スーパーポイントを自社サービスに導入した場合、楽天スーパーポイントをきっかけに新規顧客の集客や、既存顧客の囲い込みが可能になります。しかも、オンラインの印象が強い楽天スーパーポイントですが、2015年7月からはPOSレジサービスの「ユビレジ」と連携し、街中の個人商店、いわゆるオフラインの領域でも提携が可能となっています。
 
楽天スーパーポイント自体の話をすると、オンラインとオフライン2つの領域で消費者との接点を持つことは、獲得できる会員数が増加することにも繋がります。また、導入する企業やサービス側では、2つの流域で楽天スーパーポイントをフックに消費者にアクションを起こさせ、データを取得することができるため、より最適化された消費者へのアプローチやポイントを活用した施策が可能になります。

多種多様な業種で利用可能Pontaポイント

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Pontaポイントの特色は、多様な業種で利用可能であるということにあります。ネットや実店舗でのショッピング(日常消費)に加え、電力や交通、通信といったインフラ事業者とも提携しています。2014年7月には、リクルートホールディングスと提携し、リクルートポイントとも交換可能になりました。消費者はじゃらんやホットペッパービューティー、ホットペッパーグルメといったリクルートの人気のWebサービスでもポイントを使うことができます。
 
人気のwebサービスを使っている消費者から、生活インフラでポイントを貯めている消費者までが揃っているPontaポイントの加盟店になることは、様々なユーザーを相互送客する事ができるため新規の顧客の獲得はもちろんのこと、既存顧客に対してもサービスを利用することでPontaポイントが貯まるという事を訴求し、類似サービスへの流出を防ぐことも出来ます。
 
関連記事:電力自由化に伴うポイントサービスと提供企業の動き

中小事業者開拓に注力Tポイント

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TSUTAYAの運営元でもあるCCCの「Tポイント」はファミリーレストランやチェーンホテル、地方銀行といった中小事業者とのつながりが強みです。2015年6月末からは電子マネー事業にも参入しました。Tカートにチャージして利用できる電子マネー「Tマネー」は、決済金額に対してTポイントが500円につき1ポイント貯まる仕組みを始めています。
 
Tポイント導入の1番のメリットは、Pontaポイントでもお伝えした相互送客にあります。会員数もさることながら、Tポイント提携店舗は全国に29万6千店舗(2014年11月現在)あり、それぞれの店舗から相互送客が可能になります。また、Tポイント加盟店は、専用端末を使うことでレシートに宣伝やクーポンを印字することもできます。当然、データ活用の観点でも専用端末に「CRM機能」が搭載されているので、消費者の購買データを元に1人1人に最適化した施策を行うことも可能です。

ポイントに関する興味・お悩みをお持ちの方へ

大手共通ポイントが様々な取組をする中で、自社のサービスにもポイントの導入を検討されている方も多いかと思われます。ただ、ポイント導入による効果や、その運用方法など分かりづらい部分が多いのもまたポイントサービスの特徴です。私達VOYAGE MARKETINGは、これまでいくつもポイントサービスの立ち上げに関わり、ノウハウを蓄積してまいりました。もし、これからポイントサービスを導入する、または現在ポイント制度を運営している中で、不安な点や疑問に思ったことがありましたら、お気軽にご相談ください。